DVDレコーダーの分解掃除
我が家のDVDレコーダーは使っているうちにだんだん調子が悪くなり、HDDからDVDへの高速ダビングでエラーが発生するようになります。
実は以前も書いたのですが、原因はドライブの回転軸の軸皿にたまった埃。
高速ダビング時は、もの凄い速度でディスクが回転するわけですが、回転数は一定ではありません。
例えばファイルの書き込みが終って次のファイルの書き込みを始めるタイミングだとか、ファイルの書き込みが終わりファイナライズを開始するタイミングとか、一瞬回転数が落ちる所があります。
軸皿に埃がたまると、DVDメディアをしっかりと固定できず、回転数が落ちた際にディスクが滑ってしまいトラッキングエラーが発生するわけです。
しかもディスクが滑ると「ガガガッ」というもの凄い振動と異音を発するので、メカにとっても良くないでしょう。
そんな訳で、ドライブを分解掃除してDVDレコーダーを復活させる術を、写真付きで記します。
以下、写真多数
写真はパナソニック DMR XP-12
他のレコーダーでは以下の手順が当てはまらないかもしれません。
まずはケースカバーを外します。
※当然、勝手にケースを開けるということはメーカー保証が受けられなくなる事を意味します。全ては自己責任で。
続いてDVDドライブのカバーを外します。
これが外れないような機種だと諦めて下さい。
埃まみれの軸皿。これがエラーの原因です。
汚いですねぇ。
本来軸皿の表面はゴムなのでDVDメディアをしっかりと固定出来るはずなのですが、埃が積もっているのでDVDメディアは埃の上で滑りまくり、トラッキングエラーが発生してしまいます。
この部分のクリーニングができるようなキットがあれば分解しないで済むのですが…。
埃を綺麗に拭き取った軸皿。
先ほどの写真と比べてみれば一目瞭然です。
あとはバラした時と逆の手順で組み立てるだけです。
DVDドライブのカバーを閉じるところ。
ここで注意して欲しいのは、写真中央の白いローラーの位置。
このローラーはディスクイジェクト時にトレイが出過ぎないようにするためのものです。
左写真のように白いローラーは、DVDドライブカバーにあるガイドレールと組み合わさる仕組みになっています。
右の写真のようにローラーとレールが組合わさっていない場合、イジェクト時にトレイ止まらず外れ落ちます。
組み上げたらイジェクトボタンを押して、トレイが落ちないことを確認して下さい。
以上で終わり。
高速ダビングを実行して動作確認してみてください。
レコーダーが復活しているはずです。