DVDレコーダーの掃除(修理?)

我が家のDVDレコーダーは、もう1年以上前から調子が悪かったんです。

最初はDVD-R DLメディアへのダビングをする際、時々ガガガーッとかンギギッとか、けたたましい異音を発するようになったのが最初でした。

そのうち普通のDVD-Rメディアでのダビングでも異音を発するようになり、DVD-R DLメディアに至ってはダビングの最中にエラーが発生し書き込みができない状態に。症状は悪化の一途を辿っていました。
そして先日ついにDVD-Rメディアでもダビングできなくなりました。

でも慌てません。
実は今までの長い観察の結果、障害の癖と回避方法を知っていました。
機械的な異音が発生するということは駆動系での障害です。
異音が発生するタイミングは、書きこむファイルが変わるときやファイナライズの開始時など、ディスクの回転数が急激に変化したときに限られています。またDVD-RWなど低速でダビングするメディアやDVD再生時には異音もエラーも発生しないので、DVDドライブの回転系の障害の可能性が高いです。

さて、DVDドライブのメンテナンスはピックアップレンズの掃除くらいは市販のキットを買ってくれば出来ますが、駆動系のメンテナンスは我々素人には普段手が出せない領域です。
でも、ダビングが出来ないDVDレコーダーでは役に立ちません。しょうが無いので中を開けてみました。
このような製品の分解行為はメーカーの保証を受けられなくなる恐れがあります。良い子はやっちゃダメだよ。

購入してから2年。
DVDドライブの中は結構埃で汚れているのかと思ったら、予想以上に綺麗でした。

ただし、1箇所汚れているところが…。
ここです↓

DVDドライブの軸皿です。
いや、ここも目立って汚れているわけではなかったんですが、よく見るとDVDメディアのを乗せる皿の上に白い点々が浮いていて、ティッシュで軽く拭きとる事が出来ました。
恐らくこの部分に入り込んだ塵がディスクを固定する際に挟まれて固められたものでしょう。

この軸皿はDVDディスクを挟み込んで固定するための重要な部分なので、DVDの回転速度が大きく変化した際にここに異物があると、ディスクが十分に固定されず滑ってしまい、大きな異音を発するんだと思います。

この軸皿の塵を拭きとり組み立てなおしただけで、DVDレコーダーは快調に動作するようになりました。
ネットで調べると、同様にDVDレコーダの異音に悩まれている方が結構いるようです。
この場合、メーカー修理でドライブ交換するのが普通のようです。

保証期間内ならそれでも構いませんが、ドライブ交換で修理代に何万も請求されるとなるとちょっとね。
掃除するだけで復活するのであれば、保証が効かなくなるとしても試す価値があるかもしれません。

もっとも…分解して直せなくなるという最悪の事態も想定して、それでも価値を見出せる方しかやってはいけません。
すべて自己責任で。