デジカメを購入しました

今まで安いコンデジを使っていましたが、スマホのカメラ性能が良くなったため出番が激減していました。
そんな訳で、スマホのカメラで出来ない高望遠ズームレンズを持ったデジカメを購入しました。

購入したのはこれ。


富士フィルムFinePix S9900Wです。
一眼レフのような形をしていますが、基本的な性能はコンパクトデジカメと一緒です。
ただし50倍ズームレンズが付いている。35mmサイズ換算で1200mmレンズ相当の超望遠ですよ。
一眼レフだとバカでかく価格もえらく高くなりますが、これなら本体を買うのみ。
細かい操作や画質は一眼の方が良いですが重量が電池込みで600g台。
機動力はこちらが上です。


この機種を選んだ理由の一つ。
液晶画面の他に電子ファインダー(EVF)が付いています。
デジカメのお陰で液晶画面を見ながら撮影するスタイルが定着しましたが、このスタイルはどうしても脇が開いてしまい、高倍率レンズ撮影で不利です。
ファインダーを覗く方が脇を閉まるのでEVFは欲しかった。
まぁ使い勝手は一眼レフの光学ファインダーには叶いませんけどね。


グリップの内部がバッテリーです。なんといまどきのカメラには珍しく専用のリチウムイオンバッテリーではなく単3形乾電池で動作します。
これがこの機種を選んだもう一つの理由です。
乾電池駆動は出先でバッテリーが切れてもすぐに調達可能なところ。
何よりバッテリーの劣化を気にしなくていいのが気に入っています。
単3形アルカリ乾電池やニッケル水素電池が使用可能。エネループも使えます。


レンズを伸ばしたところ。
50倍と言われてもピンときませんが、35mmサイズ換算で1200mmレンズと同等らしいです。
一眼レフに1200mmレンズをつけようと思ったら、とてつもなくデカくなるので三脚が必要。
お値段も一眼レフ本体が何台も購入できるような価格になってしまいますから、手軽に超望遠を楽しむのには良いと思います。


実際に50倍ってどんな感じか撮影してみました。
上の写真と下の写真は建物を遠くの同じ場所から撮影した映像です(上が1倍、下が50倍)。

いや、凄いです。

これだけの倍率が使えると、月だってこんな風に撮れます。

ちなみに、レンズは光学50倍ですがそこからデジタルズームを使用して最大100倍の写真を撮ることができます。
下が100倍で撮影した月の画像です。

最初の写真と撮影日が異なるので、微妙に月のかけ具合が違うのは愛嬌。
ただしここまで拡大すると微妙な体の揺れがカメラに全て伝わるので、手持ちでは被写体をレンズ中央に抑えるのが非常に困難。
でも、手ぶれ補正のお陰でブレは殆どありません。さすがです。

以下にFinePix S9900Wで撮影した写真をいくつか。









大人の都合で写真サイズが小さく加工されてますが、雰囲気はお分かり頂けるかと思います。

田んぼの稲に囲まれた鴨の写真のように、望遠系の明るい画像で質感が著しく落ちることがあるようです。
でも、概ね良好な画質を得られているように思えます。
やはりコンデジ系なので一眼レフと比べればオモチャのような物ですが、実売2万円台でこれだけの表現ができるのは良いと思います。

カメラの基本性能以外では、WiFiによるスマホとの連携も面白いですね。
専用アプリを使うことで、ファインダーの映像をスマホで映しながら、スマホからシャッターを切るなんて使い方ができます。
もちろん、WiFi経由でカメラからスマホに画像を転送出来ます。

まぁ一般のコンデジより重いですが、暫く撮影のお供として持ち歩く事になりそうです。