IDEOS電源問題調査結果

ここ数日、IDEOSの電源問題について色々と書かせていただいていました。
何人かの方から、twitterやこちらのコメントに「初期不良ではないか?」とのコメントも頂きました。有難うございます。

ええ、実は私もかなり前から初期不良の可能性を疑っていました。
ただAndroidはバッテリー食いで、設定によってはバッテリーをどんどん消費するのも既知の事実。
ならば素人なりに、どちらの問題なのかをきっちりと切り分けするまでは「初期不良」とは言いたくなかったんですね。それに日本通信のサポートに連絡するにしても、切り分けができていたほうが向こうも対応しやすいでしょう。

という訳で、バッテリー消費問題調査もいよいよクライマックスです


さて、今までソフトウェアの省電力化に対するアプローチを色々試してきました。

・液晶画面の明るさを最低にする
GPSWiFiなどはOFF
Googleとの同期は10分に1回(Gmailはある程度リアルタイムで同期する必要がある)

等々、詳細は過去ログを見ていただければと思いますが、巷で試されているポピュラーなAndroid省電力系ノウハウを片っぱしから試しました。
が、しかしグラフの傾きは殆ど変わらない。

という訳で、今度はハードウェア調査と言う切り口から攻めてみることにしたのが以下のグラフです。

これは、とある1日の僕のIDEOSのバッテリー残量を示したグラフです(日付バレてるって…^^;)。

このグラフ、2箇所ほど途切れているところがありますが、この箇所はどちらもIDEOSの電源が入っていない状態です。
ただ、それぞれの電源OFFには違いがあります。
片方はただの電源OFF。もう一方はIDEOSのバッテリーを抜いています。
どちらも約4時間電源OFF状態にしているのですが、ご覧のとおり大きな違いがあります。

電源OFFは満充電状態(100%)からスタートしてますが、4時間後には残量が75%に減ってます(電源ON時にグラフが少し乱れてますが、電源が安定する前にグラフにプロットされたものと思います)。
一方、バッテリーを外す実験では66%の状態からスタートし、4時間後に再びバッテリーを装着した時には全く同じ66%でした。

もうお分かりですね。
電源をOFFにしていたのにバッテリーが減るのはどう考えてもおかしいです。
いや、バッテリー装着した状態ですがら内蔵時計のバックアップなどで最低限の消費は有るかもしれませんが、4時間で25%も消費するのは消費しすぎ。IDEOSの内部で電流がリークしている事が疑われる事実です。

バッテリーを外したときには全く減らないので、バッテリーは問題なくIDEOS本体側の問題でしょう。ハードウェアの問題として堂々とサポートに連絡です。

さて、この実験では一度75%に落ちたバッテリーを充電し、100%の状態から暫く通常に使っています。グラフの中央でバッテリー残量が回復しているのがそれです。

グラフにはコメントを入れてませんが、充電をやめたのが9時ちょうどなので、9時〜13時の4時間は通常の運用をしている事になります。
この情報を元にもう少し解析をしてみましょう。

・電源OFF4時間放置で25%消費(残量100%→75%)
・通常使用4時間で34%消費(100%→66%)

と言う事は不良がなかった場合の消費量は、単純計算で4時間で9%(75%-66%)となります。
1時間あたり2%強。
コメントを頂いているKenkyoroさんやsmallpotato0103さんが教えてくれた消費量に近い数値になります。

ここまで裏付けが取れれば日本通信サポートも文句はないでしょう。
ざまぁみろ!!(って、別にサポートに喧嘩を売られたわけではないですが…^^;)