デバイスごとのPalm Baseball使用感

手持ちのデバイスで動作確認を行った感想をまとめてみました。


PalmVx
とにかくCPU速度が遅いので一番厳しいですね。
設定でボール速度を標準より遅めに設定しておかないと、バットを振っただけでボールが止まってしまいますが、表示は綺麗です。
また、ボールは遅くなりますがゲーム性は失われませんね。


Visor Platinum
PalmVxと同様PalmOS3.5系ですが、こちらは比較的快適です。
ボール速度を最速に設定したりすると、バットを振った際にボールが止まったりしますが、通常なら全く問題ないでしょう。
なお、PalmVxも含めてモノクロ液晶デバイスは液晶の反応速度が心配だったのですが、全く問題ないみたいですね。くっきりと表示されて気持ち良いです。


Clie PEG-SJ33
Dragonball系CPUでは最速の66MHzのCPUは、スピードに全く不安がありません。
カラー液晶による表示も綺麗ですし、ゲーム音も綺麗です。
問題は上下ボタンが押しづらい事。これは上下ボタン操作で直球を投げるのを躊躇わせるほどです。
直球を投げるのにボタン3を使えるようになったのは、このSJ33と次に紹介するNX80Vの検証をした結果です。


Clie PEG-NX80V
ARMプロセッサ搭載のPalmOS5.0系デバイスと言う事で、速度的には全く問題はありません。表示も音も綺麗で言う事無いのですが、NX80Vはクローズスタイルで使用した場合に上下ボタンが無いのでボタン3による直球は必須でした。


Tungsten|C
大きさ、表示、音共に非常にバランスの取れたデバイスですね。
Palm Baseball専用ゲーム機として使いたいくらい。
PalmOS5.x系は速度的には全く問題は無いのですが、その中でも群を抜いていると思います。惜しいのは5Wayナビボタンが小さくて操作しづらい事ですが、アプリケーションボタンが使えるので大きなマイナスにはなりません。


Z22
大きなボタンを装備していて操作系は非の打ち所はありません。問題は表示系。
STNカラー液晶は反応が鈍く高速で移動する絵を表示するのは苦手です。
そのためボール速度を上げると投球したボールがとても見づらいです。
実はこのZ22でゲームを出来るようにデザインやロジックを変更したところがかなりあります。
ただ、個人的にはこの筐体の小ささと大きいボタンによる操作性はとても気に入っています。


Treo680
表示も音も文句なし。操作性はZ22には譲りますがけして悪くは無いです。
5WayもZ22やCentroには一歩譲りますが、さすがスマートフォンの端くれ。片手で操作するのであれば抜群のゲーム機になります。

とまぁ、こんな感じで好きな事を書き散らしてみました。
個人的にはClie PEG-UX50とかTJシリーズが全く分からないので全方位カバーとまでは行きませんが、かなり幅広くカバーできたかなと思っています。
まぁ、速度の関係でPalmOS5.x系で使用していただける方が快適かと思いますが、それ以前のものでもストレス無く遊べるように出来たのがよかったと思います。
正式公開まで幾つかやりたい事があるのでもう少しかかるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。