PDAというカテゴリの中のPalm(PalmOSとWindows Mobile)

ただ今お仕事で台湾に来ています。
今回の台湾出張をターゲットに色々なお仕事が回っていたので、せっかくWILLCOM 03などというネタを手にしても日記の更新もままならずといったところでした。

で、この数週間WILLCOM 03Treo680を毎日持ち歩いていました。
もちろんデジタルがジェット好きとしては、日常の生活の中でどのように活用するべきなのかを、色々と試行錯誤する予定でした。

…が、現時点で言えるのはたった一言です。

Windows Mobile使えねぇ!!

いえね、恐らくそれは僕がPalmを知ってしまったからなんですよ。
恐らくPalmというデバイスを知らなければ、WMだって積極的に使おうと言う気になったかもしれません。

PalmOSだって別に完璧じゃありません。
特に、PalmOS5.4でNVFSに対応した時点でそれまでのきびきびした動作を失ったと、散々な評価を受けたのは周知の事実。
僕もTreo680がPalmOS5.0だったらなぁと今でも思います。いえ、そうならバッテリなんて交換できなくてもいいかなと。

でもね、そんなTreo680でも、Windows Mobile(と言うか、WILLCOM 03)に比べたら全然許せると思うようになりました。

Palmの良いところはどのデバイスも初代Pilotの機能デザインを継承していることに尽きると思います。
だからPalmを使った事のある人なら、どのデバイスを使ってもすぐに基本機能は使いこなせるんですね。

一方、Windows MobileスマートフォンOSを載せる筐体のデザインに統一性は皆無です。
結局、Windowsキーから使いにくいスタートメニューを起動してアプリをひとつひとつ起動する以外に統一された機能デザインはありません。

どうもWindows Mobileバイスは、ハードウェアの中にWindows MobileというOSを入れ込むだけで精一杯に感じられます。

また、Windows Mobileは起動したアプリはタスクマネージャから明示的にアプリを終了しない限りバックグラウンドで動作していますので、メモリの残量などにも常に気を配っておかないといけません。
うっかり忘れるとバックグラウンドでプロセスが何個も動作するようになり、新しいを起動するのにえらく時間がかかるようになったりする訳ですが、それもこれもリッチなOSをプアなリソースで起動しているからに他なりません。

もっと潤沢なメモリと高速なCPUがあれば快適に使えるのかもしれませんが、それではバッテリ消費も増えますし、パソコンを使ったほうが幸せでしょう。

まぁまだまだWindows Mobile初心者なので、そのうち色々と解決方法を模索することになると思うのですが、とにかくデフォルト状態で比較するならWindows MobilePalmと比較するのもおこがましいくらいくらい、使い勝手の悪い物だと思います。

そんな訳で、暫くはWindows Mobile(WILLCOM 03)とPalmOS(Treo680)の併用が続くと思いますが、Windows Mobileでは通信のみを行い、PIM管理などは暫くPalmを使い続けることになるのでしょうな。