SIMフリースマホの真打ち登場!!

ASUSのZenFone5がついに国内で発売されるようです。
今までタブレットを中心に日本国内で展開していたASUSですが、海外で既に注目のZenFoneシリーズが遂に国内展開するということで、モバイル系ニュースサイトも一斉に取り上げています。
注目するのは対応周波数の抜け目なさ。
iPhoneには譲りますが、国内で入手可能なAndroid機の中では以下のとおり屈指の対応幅です。

LTE
2100MHz(バンド1)docomo
SoftBank
1800MHz(バンド3)docomo
Y!mobile
欧州
アジア
2600MHz(バンド7)欧州
アジア
900MHz(バンド8)SoftBank
800MHz(バンド19)docomo
W-CDMA
2100MHz(バンド1)docomo
SoftBank
欧州
アジア
1900MHz(バンド2)北米
850MHz(バンド5)北米
800MHz(バンド6)-
900MHz(バンド8)欧州
800MHz(バンド19)docomo(FOMAプラスエリア)
GSM
850MHz北米
900MHz欧州
アジア
1800MHz欧州
アジア
1900MHz北米
…海外はキャリアごとに色々と対応バンドがありますので詳細は控えますが、傾向は大きく外れてないかと…(^^;) 残念なのは北米で広く普及しているLTE1700/2100MHz(バンド4=AWSバンド)に対応していない事。 同じASUSのMeMO Pad 7が対応していたので個人的には期待していました。 ただW-CDMAならAT&TT-mobileがサポートしてるバンド2とバンド5が使えるので、北米でもそこそこ高速な3Gでの通信が出来るので大きな問題にはならないでしょう。 国内で入手可能なSIMフリー端末はドコモの周波数帯のみ対応をアピールするので、その他にどの周波数帯が使えるのか情報を公開してないものが多いので、海外に持ち出す場合に不安があるのですが、その点ZenFone5は不安はありません。 北米でのW-CDMA対応の他に、欧州や東南アジアでよく使われているLTEバンド3,7やW-CDMAバンド1,8に対応して、GSMクアッドバンド対応しているため、ほぼ世界中で何らかの電波を捕まえることが出来そうです。 日本でもドコモ、ソフトバンクの主要バンドを抑えていますから、もし1台だけ選ぶならZenFoneは有力な候補となるでしょう。 価格も16GBモデル2万6800円、32GBモデル2万9800円と、国内で先行するSIMフリーAndroid機よりも低価格設定。 まさに真打ち登場と言ったところでしょう。 まぁ、僕は先日L-01F(LG G2)を購入したばかりなので手を出すことはないと思いますが、こういった端末の登場が市場を活性化させてくれることを期待して止みません。 参考 List of UMTS networks http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_UMTS_networks List of LTE networks http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_LTE_networks