かつてのPDAユーザー必見!ColorNoteは凄い

僕にとってPalmPIMが凄いなと思わせるところは、情報を気軽に書き散らせる事と、書き散らしたデーターを串刺し検索してすぐに手元に呼び出せることでした。
僕のTreo680には、10年前にVisorを手にした時から書きためていた情報が山のように入っています。
例えば、昔仕事で覚書として記録したOracleSQLの技でもや、何年も前に行った店の電話番号でもすぐに呼び出せます。
いや、電話番号なんて電話帳に記録しているんでしょとツッコまれそうですが、実は予定表の飲み会の予定のメモに入っていたりするので、見つけられないようなメモが多いのです。
このような仕様を見ると、やはりPalmPIMは強力だなぁと再認識させられます。

さて、そんなPalmPIMを彷彿とさせるAndroidアプリを見つけました。
それが今回紹介するColorNoteです。


ColorNoteはAndroidで動作するメモ帳アプリですが、これ1本でメモ帳、チェックリスト(ToDo)、予定表として使うことが出来ます。
標準状態では起動するとメモリストの画面が表示されますが、メモを作成する際にテキストかチェックリストかを選ぶことが出来ますし、画面を横スライドするだけでカレンダー画面になるので予定を書きこむことが出来ます。

そしてColorNoteの凄いところは、これらのデータの串刺し検索が出来ること。思わずガッツポーズです。

まぁ、予定表はGoogleカレンダーと連携するわけじゃなくローカルで動作するようですし、カレンダー画面にはメモのアイコンが表示されるだけと、物足りない面はありますが、逆にクラウドで管理したくない予定はこちらに書くという使い方もありでしょう。

そしてPalmPIMに無い機能として、メモの色付けとウィジェットへの対応があります。
ウィジェット対応ということで、メモ単位でホーム画面に貼り付けることが出来ます。
まるで付箋紙を貼りつけるような感覚ですね。

例えば「買い物リスト」というチェックリストを作ってホーム画面に貼りつけておくと、買って帰らないといけない物を思い出したときにウィジェットからメモを呼び出して買いたいものを書き込み、実際に買った際もすぐにチェックできるので、機動性は抜群。

しかもメモに色付けすることで、ホーム画面にカラフルな付箋紙をいっぱい並べることが出来ます。
また、予定表に記録した本日のメモを表示するウィジェットも用意されていたり、かゆい所まで手が届く仕様です。

PalmDesktopのようにまとめて同期する事は出来ませんが、Android標準の送信機能を使ってメールやtwitterなど他のアプリとのデータ連携が可能。この機能を使って、僕はEverNoteとの連携を多用しています。

現在公開されているバージョンでは、ColorNoteを外部メモリに退避するとウィジェットが使えないなどまだまだ荒削りな点はありますが、PalmPIMを使い慣れたユーザーには一度試してみて損はないアプリだと思います。