IDEOSのバッテリその後

修理から帰ってきた(と言うより不良品交換の)IDEOS君ですが、バッテリ消費がどうなったか気になるところです。
と言う事で、早速検証。

初代IDEOSのバッテリ消費問題で不具合の決定的瞬間を捕らえた2月19日の記事のグラフと比較してみてください。



■電源OFFでの検証
前回の検証でIDEOS不具合の証拠となったのは、IDEOSの電源をOFFにした状態(スクリーンOFFではない)で4時間放置した時の結果でした。
電源OFFの筈なのに4時間後には、バッテリが25%も消費されていました。恐らくIDEOSの回路内の何処かで電流がリークしている結果でしょう。
新しいIDEOSも同一条件で検証してみました。ただし前回は4時間でしたが今回の電源OFFは2時間半ほどです。これでも、19日と同じようなリークが発生していれば約15%ほどバッテリを消費することになります。

結果は上々。
上のグラフを見ていただけると分かると思いますが、21時を挟んだ前後でグラフの線が途切れています。正確には19:45〜22:15の2時間半ほどIDEOSの電源をOFFにしていました。
再び電源をONにした22:15の時点でバッテリ残量は100%。リークした形跡はありません。
まずは合格です。



■待受状態で1日持ち歩いた際の検証
初代IDEOSは1時間で1割ほどバッテリを消費していました。詳しく言うと、朝家を出るときにIDEOSを充電器から外し1日中持ち歩くと、夜になって帰宅する直前にバッテリ残量が空になってしまってました。

こちらも大幅改善。
上のグラフはまる1日持ち歩いた結果です。

朝、8時すぎに充電器から外し出勤します。
朝9時ちょうどにグラフが大きく落ち込んでいますが、通勤時間中にIDEOSからネットに接続したあたりです。
その後、4時間で10%の落ち込みが見えます。以前は1時間で10%でしたから以前の1/4程度の消費量に抑えられています。
ここで見て頂けると分かるのが、9時の落ち込みの後暫くはグラフは横一直線になっていてほとんど消費していない事。やがて暫くするとグラフは階段状に落ちていってます。
これはまだ想像の域ですが、操作直後に何度かAdvanced Task Killerで不要タスクを削除しているので、その後暫くは電力を消費しなかったのではないかと考えられます。
やがて、幾つかのプロセスがバックグラウンドで動くようになり階段状に電力消費量が増えたと考えられなくもありません。
同じように17時前後も操作直後暫くフラットなグラフです。
操作直後にバックグラウンドタスクを殺したと考えても飛躍のし過ぎではないと思います。
これはまた今度検証することにしましょう。

そんな訳で、グラフのとおりIDEOSを13時間無給電で待ち受け(時々短時間ネットに接続)しても、バッテリ消費量は50%程度でした。そしてTask Killer系アプリをうまく使うことで、もっとバッテリ消費を抑えることができるかもしれません。



■バッテリを思い切り消費するアプリを使った際の検証
さてIDEOSをライトに使用した場合の消費量は分かりました。
では最後に思い切りバッテリを消費する実験をして傾向を調べてみます。

上のグラフでは、朝9時過ぎに充電器からIDEOSを外しています。
そして、そこから13時過ぎまでは電源ONのまま放置しています。ここでも4時間で10%の消費と、ここでも以前の1/4に抑えられているのが分かります。

ところが、その直後グラフが大きく落ち込んでいます。
正確には14時から16時までの2時間。
14時から15時は、IDEOSでradiko.jpを聞きながら外出。近所で買い物をしていた時のものです。
15時〜16時はIDEOSでGoogleナビを用いてナビに道案内をさせていた状態です。
どちらも休むまもなく通信を行い、バッテリの消費量は多いことでしょう。グラフは2時間で一気に40%強落ち込んでいます。
まぁIDEOSのバッテリの残量が100%だった場合でも、4時間ちょっとでスッカラカンになることでしょう。
ちょっと違いますが、メーカー発表の仕様ではテザリング4時間使用可能との事ですからいいセン行ってるんじゃないでしょうか?