Palmデバイスを手放す?

このところ周囲のPalm系サイトでiPhoneに乗り換えるだとか、Palmが故障してどうしようだとかという話題が同時多発的に発生して、何だか急に末期的な雰囲気が漂っていますね。

まぁスマートフォンとしてのPalmOSは、日本では最初からNGなのですから乗り換えるというのも変な話。
要は携帯とiPodPDAを同時に持ち運びたくないので、整理するとPDAを捨てる事になる。
ついでにiPhoneにすれば1台で済むし。おおこれは魅力だ。
そう、乗り換えるのではなく捨てるのですよ。
別の言い方ではリストラ。

今までPDAで何をやってきたかという事で、iPhoneで全て可能ならさっさとリストラすればよいでしょう。
でもね、僕は難しいかな。
僕も今はTreo680以外にWILLCOM 03というWindows Moblie端末を併用しています。
で、WILLCOM 03は完全にネット端末。
Windows MobilePDAとして期待してはいませんので、僕がiPhoneを購入するとした場合、整理されるのはWILLCOM 03でしょう。
でも、現在通信費をなるべく抑えようとしていますので、ウィルコム解約はあり得ない。
何だかつまらない結論ですね。

ただ、Windows Mobileが使い物になるならPalmOSを手放しても良いかと思ったことはあるのです。
でも多分、僕のTreoの予定表データを全部WILLCOM 03に移行できないでしょう。
Treoには、僕がVisorを購入したときからの2001年以降のデータが全部残っていますから、Windows Mobileがまともに動作しませんね。恐らく。

Palmの予定表の良いところは、何年前のデータでもすぐに調べられる事。
仕事で過去の作業とかを調べなおす事が多いのでこの機能はとても重宝しています。これは僕が紙の手帳よりもPalmをチョイスした理由です。
僕にはこれが出来ない以上、PalmOSを手放す理由になりません。

iPhone OSは使ったことが無いので良く分かりません。
でも携帯音楽プレイヤーからスマートフォンに進化したiPhoneに、PDAとしての用途を期待してはいけないような気がします。
少なくとも僕の基準では、過去の実績を予定表とメモ帳を串刺しで最低5年は遡って検索できないとPalmを捨てる理由にはなりません。

ただ豊富なアプリが用意されていて、今まさに増え続けていると言う意味ではiPhoneは魅力的なスマートフォンだと思います。
用途が合う人には魅力的な選択肢なんでしょうね。