やっぱバッテリでしょ

まぁご存知の通り、WILLCOM 03を使い始めたわけです。
Windows Mobileスマートフォンに対する不満は色々あるのですが、まぁ全体的には良くがんばっているなぁと思います。
そもそも、少ないメモリとけして速くないCPUでパソコンと同じような事をやろうとしているのだから無理が無いわけではない。
そんな状況であることを考えれば、がんばっているなぁと思うわけです。

個人的には、Windows Mobileマルチタスクをやめてくれればもう少し使いやすくなるような気がします。PalmOSと同様、起動するアプリは必ずひとつだけという事ね(確か、アプリ切替時に裏タスクを強制終了させるアプリもあった気がしますね)。

WILLCOM 03にはホームメニューという簡易ランチャーがありますが、このアプリを起動するだけで8MB以上メモリを消費しますし、この調子でOperaだとか辞書だとかを開くとあっという間にメモリを食いつぶします。
アプリの起動時間が多少かかろうともかまわないので、メモリを開放してほしいなぁと思う次第。

ただアプリをひとつしか起動させないということは、マルチタスクの恩恵も失うわけで、PalmOSDAのような仕組みも欲しくなったり。
難しいところです(そういう意味では、PalmOSって使いやすい環境が整っているなぁと思う訳です)。

で、最近はiPhoneの登場もあり、ひとくくりに「スマートフォン」と言っても毛色の違う物が色々と登場してきたなぁと思うのですよ。
OSで分類しても、Symbian OSPalmOSWindows Mobileといったものがあって、その他にBlackBerryとかiPhoneのような独自OS(?)のものが存在するわけだし、「いったいスマートフォンって何?」って聞かれて、正確に答えられる自信が無くなってきました。

「多機能でアプリの追加によるカスタマイズ可能」というだけなら、今の携帯電話でも十分にスマートフォンと呼んでも差し支えないレベルだと思いますしね。

ひとつ言えるのは、モバイル機器が増えすぎたこと。
ケータイ、PDA携帯型ゲーム機、AVプレイヤー、デジカメ。
ひとつひとつは小さくても全部持って歩くと荷物になる。

じゃあ同じ筐体にまとめちゃえという話でいろんな機能をひとつの筐体に詰め込んだのが、今の多機能携帯であったりスマートフォンであったりする訳です。

おかげで持ち運ぶものが少なくなりました。
いやー便利便利。
でもこれだけ機能を詰め込んでいるにも拘らず、バッテリの容量は据え置きなんですね。
いえスマートフォンなどの多機能携帯は、比較的大容量バッテリを積んでいるとは思います。
でも機能が増えた分、バッテリの使用量は多い。
電話やメールの待ち受けだけなら大して電力を消費することも無いのに、待ち受け時間にゲームやワンセグや音楽再生などでフル稼働したら、いざと言うときに電話もかけられなくなるかもしれません。

事実、僕が今WILLCOM 03を使って感じるのは、以前使っていた京ぽん2よりもバッテリの持ちが悪いなと言うこと。
京ぽん2は2年半使っていて、バッテリがヘタッてきたなと感じるようになったので買い換えたのですが、これでは本末転倒。
また、iPhoneを購入した方々からもバッテリの消費が激しいという声をよく聞きます。

まぁ、あれこれと用途を拡大しているのですからバッテリの消費が激しくなるのは当たり前なんですけどね。
スマートフォンの使い勝手云々という話も大切ですが、機能を詰め込んだのならまずはバッテリ性能を何とかする必要があるのかなと思った次第。

まずはバッテリでしょ。