W-ZERO3新型

昨日の午後、発表がありましたね。
この手の発表はだいたい午後からなので、僕のように昼休みに日記を更新していると、日記に書くのが丸1日遅れるので、毎回出遅れた感があります。(^^;)

以前のWS003SHが累計15万台販売ということで当初の計画を大幅に上回り、発売開始からしばらく品薄状態が続いた訳ですが、今回はそのような事が無いようにしたいとの事。
ユーザとしては嬉しい限りですが、個人的にちょっと心配な所です。
まだ市場形成されていないスマートフォンの需要がどれだけあるのか分からない中で、WS003SHが15万台も売れちゃったわけで、最悪の場合それで需要を満たしてしまっているかもしれません。

「調子に乗って沢山作ったけど、もう買う人がいなかった」

なんて例えは大げさかもしれませんが、その辺を見誤ると売れない在庫が溢れかえってスマートフォンは見向きもされなくなってしまいます。
きっかけはどうであれ、商品の供給管理を誤って不良在庫を抱えて失敗したプロジェクトは、初代たまごっちをの例などいくらでもあります。
身近にはかつてPalmがm505の発表時期を誤り、ユーザがPalmVxの買い控えを行って大量の不良在庫を抱えた例がありましたね。
その行く末は赤字覚悟の過激なディスカウントによる在庫処分となり、最後はハンドスプリングもPalmに対抗する形でやむを得ずディスカウント合戦の渦に巻き込まれてしまいました。
結局、多額の資金を失った両社は再び合併。さらにOS部門の切り離しなど迷走するきっかけになったのも、全てはこの件に端を発していると思っています。
ひいては、飛ぶ鳥を落とす勢いだったPDA市場に暗い影を差す原因となり、我々ユーザが苦い思いを味わっている訳です。
いや、これは僕の意見ですけどね。
ただW-ZERO3は現在、日本のスマートフォン市場の未来を全て託される立場になってしまいました。
W-ZERO3が成功すれば、日本でも「スマートフォン」というカテゴリは一定の足場を築く事が出来ると思っています。
今回の新型機の発表がプラス方向に転じれば、W-ZERO3スマートフォンも足場を広げる事が出来るでしょう。
是非、そうなるよう願っています。