マイクロソフトの誤算

UMPCネタの続きです。
WindowsPCをそのまま小さく持ち運びができるようにして値段もなるべく安く設定。
実際にUMPCを設計する際、こんな指令が下ったかどうかは不明ですが、何となくこんな定義に縛られながら作ったんじゃないかと想像しています。

で、この思想はけして間違ったものじゃないと思います。
ただマイクロソフトの誤算は、WindowsというOSを過去にドンドン肥大化させてしまった事。
当然、モバイル端末の事なんか頭に無かったでしょうから、いざUMPCに載せなければいけないOSが、CPUやメモリと言ったリソースをふんだんに消費するものとなっていた訳です。
UMPCの設計者はさぞ頭を抱えた事でしょう。

バッテリの消費を抑えようと思ったら、CPUと液晶ディスプレイ、それにハードディスクの消費電力を抑えるのが基本ですが、弁当箱のような筐体では元々大きなバッテリを載せられないでしょうからいくら省電力化しても限界があるというものです(まぁ、それでも2.5時間と言うのは短すぎ。もっと伸ばせた気はします)。

あとはハードディスクの代わりにフラッシュメモリを載せるくらいですかね。
しかしこれだとUMPCの単価が一桁上がってしまいます。

確か、そんなモバイル向けにWindowsCEWindows MobileといったOSがあったと思うのですけどねぇ。

結局UMPCは、卓上PCとWindows Mobile端末の間のセグメントを埋めると言うより、二つの狭間で身動きが取れない中途半端なPCに見えて仕方がありません。

せめて、OSを軽くコンパクトなままにしておけばマイクロソフトの悪口を言う人も半分は減っていただろうなぁと思ったり。
全ての誤算は、ここにあるような気がするのです。

で、UMPCの結論(話題がブレまくりですみません)。
やっぱりバッテリ持続時間を何とかしてくださいな(成功するかしないかはそれからだ!!)。