Tungsten|Cもまもなく1年

色々と不満が無いわけじゃないTungsten|Cですが、僕が使った歴代のPalm機の中ではやはり非常にバランスが取れているデバイスだと思います。
少なくとも、今入手できるならば他人にオススメしたいベスト5に入るデバイスかもしれません。

僕が思うに、素人相手に薦められるデバイスというのはそう多くないんですね。

素人相手に薦められる要素として僕が重要なものは3つ。

・価格が安いこと。
・素人がすぐに使えること。
・動作が安定していること。

このうち、Tungsten|Cは動作安定性としては定評のあるPalmOS5.2を搭載。日本語化も容易ですし、キーボードデバイスと言う事で素人がすぐにでも使える非常に良いデバイスです。
問題は価格が少し高かった。そして今は製造も終わってしまい入手性が悪いのがネックですね。

キーボードの無いデバイスは、グラフィティを覚えなければならないというネックがありますが、これを乗り越えられるユーザにはZ22が今一番オススメでしょう。
Z22は非常に優れたデバイスです。ローレゾですがカラー表示。一時はじゃじゃ馬扱いされていたPalmOS5.4ですが、Z22では日本語化しても非常に安定動作しています。
価格も$99、日本国内でも2万円を切る低価格は嬉しいです。
そして、充電を忘れたまま半月放っておいてもバッテリが空にならない省電力設計は魅力(つーか、そんなに放っておくなよ)。
これでキーボード搭載モデルがあれば、PDAを使ってみたいと言う人にオススメしたいデバイスナンバー1なのですが、惜しいところです。

今年はそんな低価格モデルが出ないかなと夢見つつ、日本で使えるPalmOSスマートフォンというもっと大きな夢も見てみたいなぁと思っています。

つか、T|C使ってまもなく1年っていうエントリとは全く関係ない内容になってしまってますが、この1年殆どT|Cに不満なく過ごせたというのは僕にとって快挙です。
Palmwareを作る身としてはPalmOS5.4デバイスも欲しいなぁと思ってはいるのですが、メインデバイスの座をT|Cから奪えるデバイスが登場しないのが現実。
壊れるまでT|Cを使う事になるのかなぁ。

2005年という年は国内のPDA市場が冷め切っていましたが、W-ZERO3の登場で少しづつスマートフォンに活路が見出せそうな2006年です。
少しでも明るい年になればいいなぁと心底思っています。