TaskPlanでの実験

そろそろ正式公開をしたいと思っているTaskPlanですが、実は個人的にこのアプリにはかなり技術実験的な要素が含まれていました。

ひとつが、CSubLocalSendの活用。
今までも、年休君で予定表へのデータ書き出しを行ったりしていましたがToDoへのデータの書き出し、しかも複数データの一括書き出しは今まで行った事のないものでした。
これの技術的な裏づけが取れた事が、このアプリを作るきっかけとなりました。

そしてもうひとつがNS Basicを使ったPalmOS5.4向けの5Wayナビのコントロール方法です。
今までも、5Wayナビのコントロール方法についてはNS Basicで行うことが出来た技術です。
しかしPalmOS5.4は、スマートフォン向けに5Wayナビのサポートが拡張されており、ボタンやポップアップメニューへの操作が5Wayナビの操作だけで行えるよう、OSがサポートしています。昔のクリエのジョグアシスト機能のようなものです。

一応、NS BasicでPalmOSが新たにサポートした5Wayナビの機能を使うことは出来るのですが、開発者にとって使いやすいのかと問われると、色々と制限もありそうとも言い切れません。
そこでその制限範囲内でどこまで使いやすく出来るのかを追求してみようと思い立ったわけです。

結果として、文字入力以外の全ての操作を5Wayナビの統一された操作体系の中で行うことが出来るようになったと思います。
実は昨日公開した最終試作版には問題があって、プレフィックス文字列の履歴選択メニュー内で5Wayが使えないようですが、こちらも改善済み。

使いやすいかどうかの判断はユーザの方それぞれだと思いますが、NS Basicで開発を行う方にとっては、今後のUI設計において参考になると思っています。

そしてプログラムとは関係ありませんが、実はもうひとつチャレンジがあります。
それは、完全英語化されたドキュメントの作成です。いや、貧弱なボキャブラリと破壊された文法知識を駆使してユーザに読んで頂けるドキュメントを作るのは並大抵の苦労ではありません。
と言うことで、ある意味ぶっきらぼうと言うか、言葉足らずのドキュメントが出来つつあるのですが、それでも読まれる方にアプリのツボを抑えてもらえるような工夫(ごまかし)が随所にあふれたものになりそうです。

一応、正式公開時には英文ドキュメントを元に日本語のドキュメントも用意したいと思っていますので、その折には是非貧弱な知識を笑ってやってください。

では、お楽しみに。