POSE

鶴丸さんが最近NS Basic/Palmを使い始められたようで、NS BasicPalmを使うというBlogでNS Basicを使った体験談をアップされています。
今までPalmwareを作った事すらなく情報の全く無いところからスタートされていると言う事で、我々にとっては常識と思えるような事でもひとつひとつ習得しながら前へ進まれているのを見ると、自分の過去を振り返ってみたり、頑張れと純粋にエールを送りたくなる物です。

最新のエントリでは、PalmOS Emulator(POSE)で日本語が表示できない事を悩まれておりましたが、このエントリにも私を含め、ぱむ屋のEIJさん、そしてNS Basicの僕の師匠でもあるmizuno-amiさんらが色々とアドバイスされています。
恐らく皆さんが同じ思いで鶴丸さんを応援しているのでしょう。

POSEは手持ちのデバイスからOSのROMを吸出し、POSEにインストールすると言うのが昔からの使い方だったのですが、PalmOS4.xまでしか対応していない事、最近はOS5.x系デバイスが主流になっている事などから、主流はOS5.x対応のPalmOS Simulatorに移行しつつあるような気がします。

しかし、PalmOS SimulatorはPalmwareが動作するだけのWindowsアプリであり、個人的にはどうも遊び心が無いなぁと思っています。
と言う訳で、僕は今でもPOSEを使っています。
POSEにインストールしているのは、僕が最初に買ったPalmOSバイスであるVisor Platinumから吸い出したROMイメージ。それは自分のデバイスの分身ですから、ある意味メーカーから提供されただけのアプリより思い入れが強くなるのも当然。
これを6年間使い続けています。当然日本語OSのROMイメージですから日本語も表示できます。

Visor Platinumはモノクロのデバイスなので、カラーデバイス向けアプリの開発には向かないのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのROM、カラーデバイスであるVisor Prismと共用らしいのです。
なのでPOSE上でチョコチョコっと設定してあげるだけでカラー表示ができるんですね。
自分のデバイスにカラー表示機能が備わっていたと言うだけで、なんとも嬉しい話ではないですか。
まぁPalmOS3.5と言う事で外部メモリには対応できませんが、そういう場合はPalmOS Simulatorを使えば解決できますから、上手く使い分けすれば宜しいでしょう。
それよりも、自分のデバイスを別の意味でカスタマイズできる魅力があるPOSEが大好きなんです。

さて、さらにPOSEにはスキンをかぶせる事で見た目を変える事ができます。
標準はPilotの筐体を模したデザインなのですが、以前は各種メーカーから色々なデバイスのスキンが公開されていました。

そんな訳で、僕のPOSEは今こんなデザインになっています。

筐体は、幻のVisor Neo日本語版。
Visor NeoはVisor Proとともにハンドスプリングが最後に発売したVisorシリーズな訳ですが、日本語版はついに発売されませんでした。
しかしスキンは日本語版が用意されていたんですね。しかもメーカーもびっくりのカラーデバイスです。
これだけ思い入れが深くなると、POSEを使うこと自体が楽しくなってくると思いませんか?
…って、完全にオタク発想ですよね(^^;)

おまけ(TRG-Proのスキンにしてみました)