W-SIM訴訟

ヒューネット・ディスプレイテクノロジーという会社が、ウィルコムW-SIMが同社の特許権を侵害していると訴えた問題。
確かに、こりゃストライクど真ん中だわと思う。

ヒューネットの言い分からすれば正論だわさ。
でも何か気に入らない。

新しい技術がこれから花開こうと言う時期に、水をさすような訴え。
新しい技術だからこそ、こういう問題が良くおこるのですけどね。

なんかさぁ、これで勢いが無くなって、日本の携帯電話が、より一層つまらないものになってしまうんではないかと危惧したり。

いや、何度も言うけどヒューネットの立場上、特許権を主張するのは当たり前なのですよ。
だけど、自分の利益を優先するあまり、市場そのものを潰してしまいかねない手段に出たのが気に入らない。

「損して得を取れ」なんてえらそうな事は言わないから、せめてもう少し将来を見据えてウィルコムと問題を解決して欲しいと思う。

過去に似たような訴訟問題になった、ミノルタがハネウェルのオートフォーカス特許侵害したというのがあったなぁ。
あの時も、ミノルタがα7000に画期的なオートフォーカスを搭載して市場を席捲した矢先にハネウェルから横槍を入れられたんだっけ。
他の大手カメラメーカーも、α7000に追従してオートフォーカスモデルを投入した直後だったから大騒ぎになって、結局大手カメラメーカーが全てハネウェルに特許使用料を支払ったんだっけ?

今ではオートフォーカスが当たり前の一眼レフですが、その技術が浸透する時には、今回のW-SIM訴訟と同じような事件があったなぁと思い出してしまいました。

W-SIMも、今回の件に負けず頑張って欲しいところです。

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