MemoPad HD7でアプリのバックアップを試す
MemoPad HD7がNexus7に対して持っているアドバンテージの一つが、外部メモリカードのサポート。
ただし残念な事に、アプリを外部メモリに逃すことは出来ないようです。
これはMemoPad HD7に限ったことではないようですが、それを期待すると裏切られることになります。
まぁ外部メモリについてはまた別の日に詳しくお話するとして、今日は外部メモリを使ったアプリのバックアップとリストアについてお話をさせて頂きます。
ASUS MemoPad HD7には、ASUSが用意した幾つかのアプリが用意されています。
その中にある「アプリのバックアップ」というアプリを使うことで、MemoPad HD7にインストールしたアプリやデータを外部メモリ(microSDカード)にバックアップすることができます。
使い方は簡単で、起動後にバックアップするアプリにチェックをしてバックアップボタンをタップするだけ。
この時「データとアプリケーション」にチェックをするとアプリ本体とデータを丸ごとバックアップしてくれます。
バックアップ開始前にパスワードを求められるので、適当なパスワードを設定しましょう(このパスワードはバックアップデータを戻すときに必要になります)。
バックアップが完了するまで暫く時間がかかるので、おとなしく待ちましょう。
バックアップデータは外部メモリに“appbackup…”というファイル名でひとつの巨大なファイルとして作成されます。
バックアップデータを戻すときは「復元リスト」ボタンをタップし、バックアップファイルを選択すると、アプリごとの復元リストが表示されるので復元するアプリを選び「復元」ボタンをタップします。
実際にこの機能を試すため、一旦MemoPad HD7を工場出荷状態に戻してから復元してみましたが、殆どのアプリとデータがきちんと復元されました。
ただし予想していた事ですが、カスタマイズしたホーム画面や省電力設定等システム周りの設定は初期状態のままなので注意して下さい。
そして…一部ですが復元に失敗したアプリがありました。
それは「ソニーの電子書籍 Reader」と「紀伊國屋書店 Kinoppy」です。
特にReaderで発生した症状は厄介で、アプリは復元されたのですが購入済み書籍のダウンロードができません。
書籍データをダウンロードしようとすると「他のアカウントで登録済」という警告が表示され、ダウンロードが拒否されます。
一旦ログアウトしてログインしなおしても改善せず、結局バックアップ復元時にReaderを復元せずに新たにGooglePlayストアからReaderアプリだけ再インストールすることで解決しました。
Kinoppyは復元はされたのですが、1アカウント5台の台数制限に引っかかったので確認するとMemoPad HD7が2台登録されていました。こちらは不要な端末を削除することですぐ使えるようになりましたが、どうも復元した際に同じ端末だと認識されなかったようです。
このようにライセンスの関係で端末を認識する仕組みがあるアプリは注意が必要なようです。