時代が変わったなと

僕がPalmwareの公開を始めるにあたって、iswebを使うようになったのは2001年頃。
HTMLを作ってFTPでアップするというオーソドックスな形式でした。
当時はPalmで直接サイトを見る方も多かったので、Palmで文字化けしない(文字コードUTF-8を使わない)とか、いたずらにHTMLを巨大化/複雑化させない(CCSとかJavaScriptをなるべく使わない)など気を使ったものです。
そこにはPalmユーザ向けサイトなのに、モバイルから見れないサイトはダメでしょうという思いが多分にありました。

しかしそんなHTMLタグをテキストエディタで手打ちした、手作り感たっぷりのサイトは流行らないのでしょう。と言うより手間をかけずにサイトを作る事の方が重要なんでしょう。
今回引越しした先の「Googleサイト」では、まるでワープロを操作するような感覚でサイトを構築できてしまいました。
流石にある程度の操作は習得しないといけませんが、予め用意されているテンプレートにコンテンツを流しこむだけで完成。
今回のような引越しには非常に楽でしたが、ページは考えられないくらい巨大化しました。もうPalmからアクセスは出来ないでしょうね。(笑)

こうして10年前にこだわったポリシーをあっけなく捨てた事に、今更ながら驚いたり。
時代が変わったと言う事でしょう。

サイトはすっきりとしましたが、コクのない、どこかで見たようなレイアウトを見ていると、手作り感満載の旧サイトの良さも再度実感できたり。
やっぱり寂しいですね。